辛くても懸命に生きるあなたへの道案内。
実際に寄せられた人生相談の一例です。
28歳 女性の方からのご相談。
お悩み
障がいをもつ子どもがいます。今はまだ小さいですが、よほどのことがない限り、子どもの方が長生きします。
心配をし始めるときりがないのもわかっていますが、どう考えたらいいものでしょうか?
私も泣いた
毎日のケアだけでも大変な苦労をしてるのに、将来のことを思うと胸につまされる。
私事で恐縮だけど、息子が小さな頃、障がいを受容するのに長い時間が必要だった。
療育専門の施設に母子で通って、たくさん学ぶ中で、同じ悩みを抱える他の親御さんたちと交流してきたわ。
毎週「親タイム」っていうのがあって、親同士でいろいろ話しをするの。
ある時、高齢の親御さんが障がいをもつ自分のお子様の将来を案じ、自身の老い先が短いことから、お子様を殺めてしまったというニュースの話題が出たのね。
「実は私も考えることがある…」「他人事じゃないよね」「私がいなくなったらどうなっちゃうんだろう」
とそれぞれが不安を口にし、最後にはその場にいた全員が泣いてしまってね。将来って誰にもわからないもの。
話して、楽しい事を見つけて…
今後サービスを利用したり施設を利用したりと、ご家庭の事情でいろんな機関とのかかわりが欠かせないと思うの。
相談できる人はいる?ほかの家族はいる?一緒に考えてくれる?あなたをとりまく状況によっても不安の強さは違うわよね。
信頼できる人に相談をしたり愚痴を言ったり一緒に悩んだり…そうやって少しずつ一つずつ不安を軽くしていくしかないんじゃないかしら。
これだけは言っておきたい。障がいはあなたのせいじゃないからね。あなた自身もどんなに小さなことでもいい、楽しいと思えることをみつけようよ。
自分らしく生きる時間を少しずつ増やしていくことで、きっと心持ちが変化していく。そう信じてるからね。